街と村 ご紹介

花花

サットンバンク  Sutton Bank
               2011年9月22日 訪問  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

サットンバンクへ向けA170を東進する。イングランドで最も長い地名の村として知られる"Sutton - under - Whitestonecliffe"(数えると何と27文字ある) を通過したあたりから厳しい山道となる。勾配は最大25%でヘアピンカーブも並ではない。 そのため重量積載物車両(HGV)の立ち往生で毎年百数十回も閉鎖されるという悪名高き道路だ。勿論キャンピングカーなどのキャラバンは通行禁止だ。
"Keep in low gear"の標識が林立している。登りは一速でなければ進めない場所もある。早めにシフトダウンしないとエンストを起こす可能性がある。 危険なのは下りだろう。減速をブレーキばかりに頼っていると重大事故に繋がりかねない。”落石注意”の標識のある右側から高い岩肌が迫る ヘアピンカーブを喘ぎながら(ドライバーが喘ぐ訳ではないが…)登り切ると"Sutton Bank National Park Centre"のあるパーキングだ。
車を止めビューポイントに向かって歩き出す。犬を連れ散歩をしているカップルと目が合う。「こんにちはビューポイントはこちらですよね?」 と訊ねると「どちらからいらっしゃいましたか? ビューポイントはここを入ると直ぐそこですよ。戻ったらあの道路の向こうに、もう1ヶ所ありますよ」と 手招きしながら連れていってくれる。犬の散歩のために車で遣って来た地元の方だろう。旅人にはありがたい親切だ。

Sutton Bank Sutton Bank Sutton Bank Sutton Bank

Sutton Bank

ビューポイントでまず目につくのが石灰岩の白い断崖(Whitestone Criffe 写真上左2枚)だ。この日は上天気であったがすこし靄っていて白さが映えない。 この上には紀元前400年頃の砦があったという。目を下に転じれば農地や牧草地がパッチワークのように美しく広がる(写真上右から2枚目)。 更に右方向には神秘的な色の小さな湖が見える。底なし湖ともいわれるゴーマイア湖(Gormire Lake 写真下左から2枚目)だ。
上空に光るものがある。グライダーだ。この断崖を利用して飛び立つグライダークラブが1930年代初期からここにあるのだという。 この後キルバーン(Kilburn)に向かうローカルロードの脇にヨークシャー・グライディング・クラブ(Yorkshire Gliding Club)の看板と 沢山のグライダーとそれを囲む人達が見られた。

ホワイトホース  White Horse of Kilburn

更に山道を下って行くとホワイトホースの駐車場がある。パーキングから見上げたホワイトホースは首が見えない(写真下右から2枚目)。 1857年に造られたもので大きさは横97m、高さ67mもあるのだ。サットンバンクから見たクリフの裏側に当たる場所だ。 以前、別のホワイトホースの山に上ったことがあるが、白い岩があるだけのことだったので登るのはやめにする。
ホワイトホースの全身が良く見える場所を求めて側道に入ったりもしたが、元の道のナショナルパークのサインポストのある場所が一番良く見えた(写真上下右)。 ほのぼのとしたホワイトホースだ。サインポストとホワイトホースの写真はなかなか良い構図と一人悦に入っている。

Sutton Bank Sutton Bank Sutton Bank Sutton Bank

Information
 Address  Sutton Bank, Thirsk YO7 2EH
 Telephone  01845 597426(National Park Centre)
 Web Site  Sutton Bank

詳細はWeb Siteなどでご確認ください。

旅行記もご覧ください。

ご意見・ご感想・ご質問などご遠慮なくお寄せください。
book

home

花花